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お正月のいわれ

カテゴリ:お正月のいわれ

お正月は、年神様をお迎えして新年を祝う行事です。
「年神様」とは、新しい年の作物の実りをもたらし、私たちに幸せを授けてくださる神様で、
いつも私たちをみ守っているといわれてます。稲の神様、御先祖様。
では、なぜおめでたいのでしょうか?
それは、年神様を迎えて新しく年の命が生まれ変わるからです。
「おめでとうございます」と挨拶を交わすのは、年神様をたたえる言葉で、魂のリフレッシュを意味します。相手の人間に言っている訳ではないそうです。

「すすはらい」
昔の家には囲炉裏があって、家の中には「すす」がつきました。すすはらいとは、年神様を迎えるために「正月事始め」の12月13日に、すすやほこりを取って掃除することを言います。
すすはらいが、やがて大掃除になった様です。

「お飾り」
年神様を迎える準備が出来た事をあらわす目印といわれています。
裏白(シダ)は、うらじろといい、潔白で裏表がない。ゆずり葉は家系を絶やさないように、橙は実が4年-5年木に付いているので、家が代々栄えるという意味があります。1月7日まで飾り、1月15日の小正月に行われるどんど焼きで焼くなどの習慣があります。
31日に飾るのは慌ただしくなるので、30日までに飾ります。

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玄関飾り
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輪飾り。玄関飾りの少し簡略化したもので、台所やトイレ・各部屋・車などに飾り、1年の無事を祈ります。

「門松」
木の幹や枝の先に神様が宿ると考えられていた事から、年神様が迷わずにお家に来られるように
目印として飾ると言われてます。門の左右に1つずつ対照にに飾ります。
最近は洋風スタイルの家も多く、玄関松リースもあります。
また、金赤の水引で松の枝を束ねて飾るのも素敵です。
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「鏡餅」
鏡餅は、昔の鏡が丸く平らな形だった事から名付けられたと言われています。
大小の餅を重ねるのは、福が重なる、めでたく年を重ねる、の意味があります。
お供えした鏡餅に年神様が腰掛け、幸せになれると言われています。

「年越しそば」
大晦日に食べ、そばのように細く長く健康であるようにと願います。
その昔に、金職人がそば粉を丸めて残りの金を集めていたとの事でそばから金。
最近は、年明けうどんがあります。もちろん太く長いうどんは昔から長寿の縁起物として食べられてきました。ここに紅い具をのせて紅白にしたうどんを年明けに食べる事で、その年の幸せを願います。因みに紅い物は、梅干し、ソーセイジ、などなど。
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「祝い箸」
両端が細くなっているのは、片方を自分が使い、もう一方は年神様が使うとされているからです。
お正月の三が日は、家族それぞれの名前が書かれた箸袋に入れて使います。
祝い箸が丸みのある形をしているのは、丸いものが生命力を高めるといわれて、中央が膨らんで
いる様子が妊婦さんの姿や俵の形に似ている事から、子孫繁栄や五穀豊穣の願いが込められています。
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「おせち」
おせち料理は、お正月に年神様に捧げてともに祝うためのお供物です。重箱はめでたさを
重ねるの意味があります。
ひとつひとつの料理に語呂合わせを使った意味が込められています。
黒豆→    まめに働きまめに暮らせます様に。
数の子→   にしんから多くの子・数の子が生まれることにかけて子宝に恵まれる。
れんこん→  たくさんの穴が空いている事から、先の見通しがいい。
栗きんとん→ 金の団子とも書き、豪華な財宝をあらわす。
田つくり→  江戸時代に豊作を祈って田に小魚をまいた事から田作りという。稲がたくさん
         とれます様に。
昆布巻き→  喜ぶ(よろ昆布)にかけて。
伊達巻き→  文や絵をしたためた巻物に似ている事から、文化、知識のふえる事を願う。
紅白なます→ お祝いに使う水引を意味する。
鬼柄殻焼き→ 海老には腰が曲がるまで長生きしましょうの意味が有り。
紅白蒲鉾→  形は日の出をあらわす。板付きのものはひのき舞台に上がるとの意。
里芋   →  親芋-子芋が次から次に増えていく。
くわい→    母が母乳を与えている様な形。11月-12月、茎の先に芽が見える事から
          芽でたい、とされてきた。
たたき牛蒡→  土の中に細く長く根を張る事から、土台を固めて堅実に暮らせるようにと願う。

「お年玉」 
基本は年神様からのものなので、大人も頂きたい。
お年玉は、上-下への贈りものと考えます。
おじいちゃん、おばあちゃんが孫へどうぞ。お父さん、お母さんが子供へどうぞ。
しかし、上司のお子さんに渡す場合はお年玉ではなく「図書料」「絵本料」「玩具料」に。
また、年配者(祖母など)にわたす時は「お年賀」に、子供から貰う場合も「お年賀」として
いただきます。

お年玉を入れる袋は「ポチ袋」。ぽちは「これっぽち」から来ていて、ほんの少しだけの意味をあらわしています。ですから中に入れる金額は上限5000円までとしましょう。
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